リナティラ

フルボ酸 | fulvic acid

人は土に生まれ土に帰ると言われます。土はエネルギーの元、命の元です。

しかしこの半世紀ほどで、地球の温暖化、水資源の不足、環境ホルモンによるさまざまな生態系の障害、河川や海の汚染、農薬などによる食品環境や森林資源の破壊など・・・人類史上かつてなかった異変が起きています。

私達の住んでいる地球の微量元素(ミネラル)は、人間に含まれる元素と同じ成分でできています。

地球の水分(海)は70%、残り30%は陸地で、人間も70%は水分(血液・液状)、30%は骨・肉です。この地球上で自然と密接に関わりあって人間は生きているのです。

地球が汚染されることは地球上のすべての生物の生態系が汚染・破壊され、それは私たち人間も大きく影響を受けることになります。

フルボ酸の特徴

地球規模で浄化、還元を行うフルボ酸の多くは腐植堆積物質として地下に存在しています。

フルボ酸は、部分骨格に芳香族系(ベンゼン環=6 個の炭素原子からなる正六角形の構造)のカルボキシル基(-COOHフェノール基=-OH が蟹のハサミのような形状)があるので構造上容易に金属との錯体(キレート)形成すると考えられ、また多価芳香族(多数のフェノール基を持つ=ポリフェノール)があるので、タンニン・アントシアニン・茶カテキンと同様に優れた抗酸化作用があるといえます。(上記の水素原子は水素イオンとして電離しやすく酸性を示す)

天然物質としては非常に分子量が小さく、そのため体内吸収や経皮吸収に優れ、体内酵素活性や細胞活性に大きく貢献します。

フルボ酸は 1 つの単一の分子が細胞に多くの鉱物及び微量の元素を運ぶことができるほど強力で、土壌や海の重金属を排除し、動物を大きく健康に育て、植物を大きく栄養豊かに育てると言われています。

すべての生物の成長に不可欠なもの・・・それが『フルボ酸』

アミノ酸、クエン酸、酢酸、フルーツ酸など人間に必要な栄養源は、必ず“酸”の形で存在する有機酸です。しかし、1つだけなかなか摂取できないものがフルボ酸です。これは土壌中に多く存在し、河川、沼、湖などにも見られます。

地球は植物が作った葉や実を、草食の昆虫や小さな動物が食べ肉食の大きな動物に食べられ、植物の落ち葉や枯れ葉、消費者である昆虫や動物達の排出物・死体は、微生物の餌になるといった植物連鎖により調和されて成り立っています。

植物連鎖の結果、太古の昔の動植物が腐植して堆積した腐植土に腐植物質が出来ます。

その腐植物質がフルボ酸です。元々は土の中にあり、分子量が小さく植物にミネラルやアミノ酸等の栄養を吸収しやすくする役目を果たします。

その腐植物質の中で、アルカリ性物質には溶解し酸性物質には沈殿するものはフミン酸と呼ばれ、アルカリでも酸性でも 沈殿しないものはフルボ酸と呼ばれています。

フルボ酸は 多糖、フェノール性物質でミネラルも豊富に含まれている

本来なら、フルボ酸を多く含む野菜や肉などを摂取することにより免疫性を高め、健康に導くことが理想です。

しかし、地球規模の環境破壊により私たちの周りにフルボ酸の存在は激減し通常では摂取できません。

その大きな役割があるにもかかわらず、最近人間が十分摂取できない有機酸がフルボ酸なのです。